外国語としてのイタリア語教師向け研修コース

1週間の授業時間:20時間(1コマ55分)
生徒数:3名~12名
期間:1週間/2週間
授業時間:午前/午後
開講レベル:中上級/上級

L2/LS所有者、もしくはB2, C1, C2レベルの学生対象のコースです。
RomanicaはDITALS試験対策以外にも、イタリア国内外で既にご活躍中のL2/LS所有者対象向け研修コースもご用意しております。午前は専門講師による授業。午後や夜は文化的課外活動(ガイド付見学やセミナー)。
研修コースは1週間、下記の5つのテーマで編成されています(ご希望に応じて、テーマのご相談に応じます)。
A) イタリア映画:ネオレアリズモから現代まで
フェッリーニ、パゾリーニの映画理論を通して、ネオレアリズムの偉大な監督から、クリアレーゼ、ソレンティーノの映像まで。
芸術論-映像分析-言語分析-脚本の教材化-教材準備
B) 現代文学に見るイタリア語
Dacia Maraini, Stefano Benni, Simona Vinci, Niccolò Amannitiらイタリアを代表する現代小説家の作品を紹介・分析。
理論-言語分析-作品の教材化-教材準備
C) イタリア語:標準語から方言まで
標準イタリア語、新標準イタリア語、地域限定のイタリア語、方言など、現存する言語の多様性の分析。生教材(歌、映画、ドキュメンタリー、文学)を通してイタリアという1つの国における言語・文化の違いをご紹介。
D) イタリアの秘密:美しい国“BEL PAESE”の現代史
70年代・80年代のイタリア:学生運動、労働者のデモ、女性運動、左翼と右翼、警官と労働者の衝突。黒色・赤色テロ、無差別テロ、誘拐、殺人、沈黙。記事、インタビュー、ドキュメンタリー、映像、文学作品、歌などを使ってイタリア現代史を紹介。
E) L2/LS指導技術:プロフィールと進歩
イタリア語を教えるL2/LS所有者の専門技術向上。
教材の分析・評価、授業の作り方、プロフィールに応じた教材製作、クラス運営。